ケロタン639・ポンプメンテ

みわりん

2012年12月18日 23:34

 
Coleman KEROSENE LANTERN 639C

先日のキャンプのときにランタンを点けたら・・・・・・なぜか 暗い・・・||||||||

氷点下の世界だから?・・・何度もプレヒートを繰り返してみたけど改善せず。
ポンピング不足?・・・一生懸命ポンピングするも重くて重くてこれ以上やれないよって感じ。


さっそくトラブル発生かと、ただただオロオロヽ( ̄口 ̄ゞ=ヾ ̄口 ̄)ノ タスケテ~

その場はとりあえずジェントスで凌ぎましたがなんとも切ない気持ち
























639を持ってる人たちに聞いた結果
キーワードは「リュブリカント」 ポンプのメンテナンスにあるらしいことが分かりました。

とりあえず原因の目星がついてホッ。
ポンプメンテについて調べまくり(^皿^)実際にやってみました!


 
まず、エアーステムを緩めるために ノブをぐるぐるぐるっと左へ回転。






















ポンプキャップを左に回してポンプを抜き取ります。






















初めに緩めておいたエアーステムをさらに左へぐりぐりして抜きます。



















































このポンプカップが乾燥しているとしっかりポンピングできず加圧できないとのこと。
その潤滑油として「リュブリカント」を定期的に注してメンテナスするそうな。

Coleman(コールマン) リュブリカント
オリーブオイルでも代用できるという情報を得て(^皿^)
自分でもいろいろ調べてみたところ・・・
100均に売っているオイルでもいいようなので
キャンドゥで見つけた「万能オイル」をGet♪





汚れを拭きとり、ポンプカップにオイルを塗り塗り。カップが摩耗・破損していたら交換です。

























エアーステムを差し戻し、ポンププランジャーをセット。
ポンプキャップにある「OIL」表示のある穴にもオイルを注します。













































さぁ~これでポンピングもスムーズに~~!






って思ったのに・・・・・か、変わらない・゜・(PД`q。)・゜・フエ~ン


やっぱり重くってポンピングしにくい・・・。

どして~~







ここからが長い道のりでした(笑)



まだ新しいランタンだし、ポンプカップの劣化じゃないよねぇ・・・

って、ことはチェックバルブの不具合?
メンテナンスについて散々調べてて、このチェックバルブがとっても重要かつデリケートな
部品だってことを知りました。


構造的には・・・
ポンピングで加圧することによりチェックバルブ内のボールが下がり空気がタンク内に入ります。
そして、圧が高くなるとボールが持ち上げられチェックバルブの穴を塞ぎます。
つまり、ポンピングした圧力が戻らない様にする逆止弁なんですね。























で、加圧できない原因として挙げられてたのが、チェックバルブ内でボールが固着している
または汚れ、ごみの付着の可能性など。

チェックバルブを外してみたいけど柔らかい真鍮製で山をなめてしまったらアウトだそうで^^;
マイナスドライバーでいけそうだけど、チェックバルブレンチという専用工具がいいみたい。

バルブを外すのはちょっとハードル高いので(^口^)まずは洗浄を試みることに。



web上に色々と方法が出ています^^

・キャブレタークリーナーをチェックバルブが浸かるくらい吹き付けしばらくおく
・CRC 5-56をチェックバルブに吹き付けしばらくおく
・上記の後に竹ぐしでボールを突いてみる
・ポンプシリンダー内に灯油(ガソリン)を入れてシェイクしてみる
・シリンダー内に灯油(ガソリン)を入れてポンプをセットし押し込んでみる

などなど・・・

一番キャブクリーナーが良さそうだけど買うのももったいないので一家に一台5-56でトライ。


ちなみに、
キャブクリーナー・・・キャブレター内部や金属パーツに付着した汚れを簡単に落とす強力洗浄剤
CRC 5-56・・・サビを落とし、動きをよくする工具箱の必需品。金属部分の防錆・潤滑・清浄・防湿



他シャカシャカしたり、ポンプを押し込んでみたりもしてみました^^


色々やって、調べて・・・なんだかんだしてるうちにエアーステムの役割を理解します。

チェックバルブのネジ溝にエアーステムを右回しにギュッと締めると通り道を密封。
左回しで緩めると通り道ができてタンク内を加圧できるように。

最初、この棒ってなくてもいいような?って思ったけど大事な部品なんですね。





で、ふと

気付きました。

あれ?もしかして私・・・左回しが中途半端かも??!!


自分のブログレポでも「ポンプノブを左に回してロックを解除」って自分で書いてます。

一応解除はしてるつもりなんだけど(笑) 解除が少ないような?(^口^;

初心に戻って取説を読んでみると・・・書いてありました。
「Open pump knob by turning 1 full turn to the left」
そっかー。1回転させるのかー(笑) 30度ぽっちじゃねぇ(爆)


ということで
加圧できなかったのは、ただ単にエアーステムの解除が少なかっただけのことでした(^口^;
今までちゃんと点火できてたのは偶然か?(笑)

ちなみにノーススターにはエアーステムがないので左回しは不要とのこと。へぇ~~








無事点火~(T▽T) 眩しくって~嬉しい~~  けど、なんか複雑ぅ~(笑)






















情けない結果とはなりましたが(笑)おかげでポンプの部分の仕組みがよ~く分かって
すっかり楽しくなってきちゃいましたよ!(≧▽≦)b

となると、今度は全部バラしてみたくなるのが人情です!(^皿^)ホントカ






ということで分解してみま~す!(^艸^)♪









まずは、ヒートシールド(遮熱板)を引っこ抜きます。マントルを壊さないように~






















真ん中にあるボルトを外します。          レンチは11mm。




バーナーアッセンブリーを外しました~

























バルブノブのネジを外します。






















わっお~!


























ジェネレーターのナットを緩めます。 レンチは13mm。



























が、ビクともしません!(笑)  女子にはちときついっす~~


今回はジェネレーターを交換するわけではないのでムキになるのはやめときました(^皿^)
いつの日かジェネレーターの不具合が出たときにがんばります(笑)

バルブアッセンブリーの方も固いのでパス^^




ま、これだけ分解できて満足満足 


























パーツリスト



























































分解して仕組みがよーく分かったら、ランタンへの愛情がUPしましたヾ(≧▽≦)


































そして、このランタンの誕生日も突然気になって(笑)


タンクの裏っ側を見てみたら  2011年2月製でした♪












USA カンザス州 ウィチタ  コールマンの本拠地ですね♪







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